2013/07/23

食べ放題(バイキング)が、日本人の夢だった

シズラーのブッフェ(お店のホームページから)
最近、年のせいか、つい歴史を語りたくなってしまいまして、今日は「食べ放題(バイキング)が日本人の夢だった」話しです。

2010年代の今では、食べ放題(バイキング)の店は、どこにでもあって、980円なんていうところもありますが、昔、1990年頃は食べ放題の店は、本当に少なかったんです。前も書きましたがケーキバイキングもありませんでした。

1970年代にはかろうじて、ホテルのバイキングがありましたが、これはもうとても高くて、普通の庶民が毎月行けるところではありません。米軍基地の中のダイナーは食べ放題でしたが、これも普通の人は行けません。唯一の食べ放題はシェーキーズの塩辛いピザ食べ放題(飲み物別)に、ごく一部の焼き肉屋さんだけだったのではないでしょうか?

1980年代になって、サラダバーくらいは、一部レストランで食べ放題になりました。って言っても、ミニトマト、レタス、ゆで玉子、貝割れくらいです。それでもすごくうれしかったです。それから焼き肉屋さんの食べ放題はちょっと増えてきました。

1990年代になると、アメリカの食べ放題レストラン(メインデッシュは別)「シズラー」が日本に進出しました。食べ放題になれていない私たちは、つい取りすぎて、後悔したりしましたね。愛知県でも老舗ファミレスあさくまがサラダバー食べ放題になったり、ベルヘラルドのモーニングが食べ放題になったりしました。

2000年代になると、本格的バイキング時代です。柿安の和食系バイキングができ、もくもくファームができ、キャナリーロウがバイキングになり、ホテルのバイキングも増え、レストランのバイキングも増えました。そして何よりショッピングモールの店が、みんな外食産業のバイキングレストランになってしまいました。ピザのシェーキーズもバイキングレストランになっちゃったんですね。

2010年代の今は、ちょっとバイキングは低調ですが、内容はさておき「食べ放題したい!」という、昔の日本人の夢がかなった時代が、今なのかもしれません。